支援寄付金活動へのご協力の御礼
日頃から私ども長野県高校野球OB・OG連盟の活動に対しまして、多大なご理解とご協 力を賜り、まことにありがとうございます。このたびは、新型コロナウイルス感染拡大の影 響で戦後初めて中止に追い込まれた「夏の甲子園」第 102 回全国高等学校野球選手権大会 の出場権をかけた長野大会に代わる「2020 年度夏季高等学校野球長野県大会」への支援寄 付金活動に対し、多くの方々からご協力をいただきました。個人・企業・団体の皆様方が計 489 件のご厚志を寄せてくださったおかげで、目標としていた総額 500 万円の支援寄付金 を長野県高等学校野球連盟に贈呈することができ、西條浩章会長からは丁重なお礼状も頂 戴しました。謹んでご報告いたしますとともに、心からの御礼を申し上げます。 聖地・甲子園の晴れ舞台でプレーする挑戦権が5月 20 日の決定で奪われて打ちひしがれ る3年生部員たちには、掛けてあげるべき言葉がなかなか見つかりませんでした。長野県高 野連が代替大会を原則無観客試合で開催する方針を打ち出す中で、春の県大会中止に続い て入場料収入が断たれることで資金不足の苦境に直面した緊急事態に、ここは私ども高校 野球経験者の出番、と支援活動の取り組みを決めました。「もし自分たちの学年が今年の 3 年生と同じ憂き目に遭っていたとしたら」と想像を膨らませることから始め、キーワードは 「今できること、今しかできないことに全力を挙げる」でした。 「マスターズ甲子園 2020」の出場権をかけた当連盟主催の県大会も中止となり、参加予 定 40 校OB会からご協力のお願いをした大会冊子広告協賛金のうち、支援寄付金としての 活用にご同意を頂戴した協賛企業・団体 162 件の 170 万 8000 円を6月 29 日に第1次分と して県高野連に贈呈。その後の一般募金分を寄付した9月 26 日の第2次(最終)贈呈時には、 第1次分を合わせた個人・企業・団体からの寄付総数は 489 件、必要経費を除く支援寄付金総額は目標の 500 万円と公表することができました。その際、返礼として、夏季県大会 に出場した 84 校の選手たちによる手づくりの「お礼メッセージ集」を県高野連の西條浩章 会長から拝受しました。コロナ禍の苦しみから再起して真剣勝負をやり遂げるまでの思い の丈が綴られた寄せ書きは胸に染みるものがあり、当連盟の宝物になりました。ウエブ・マ ガジンの形で、近く県高野連と当連盟のホームページに掲載される予定でして、寄付をして くださった皆様のお名前と併せて、ぜひ、ご覧いただければと思います。 子どもたちの野球離れに対する危機感をきっかけに発足して4年目の当連盟は、長野県 内の野球再生をめざした活動をさらに進めてまいります。皆様方のますますのご健勝、ご発 展をご祈念いたしますとともに、今後とも当連盟の活動趣旨にご理解を賜り、熱いご支援を 頂戴いたしたく、よろしくお願い申し上げます。
長野県高校野球OB・OG連盟会長 池口 良明